2012年1月20日金曜日

DeNAの記憶 2010年

(2006年2007年2008年2008年その22009年の続編です)

2010年の2月か3月に MiniNation に加わります。MiniNation は DeNA の海外スマホ向けのプラットフォームの名称であり、会社名でもありました。

僕はプラトフォームの実装とゲーム制作に関わっていました。MiniNationというプラットフォームは、ずいぶん早い段階でスマホアプリに WEB という方法論を持ち込んだ試みでした。もう少し噛み砕いて言うと、アプリの体裁をしたブラウザを用意して、中身はWEBサービスそのもの。というやり方です。始めに川崎さんが言い出した時はビックリしたんですが後々それが確信に変わりました。

スマホに限定すれば WebKit という統一された環境の中で、HTML5 + CSS3 という武器を使って、今までの WEBサービスでは考えられなかったリッチな表現ができました。激しいアニメーションはまだ使い物になりませんでしたが、それも端末の処理能力の問題で、将来的には WEBの技術でスマホアプリが作られていく可能性を肌身で感じました。

2010 年の春頃、MiniNation のプラットフォームと、その上で動くいくつかのゲームがリリースされます。それまでプラットフォームの実装にかかりきりだった僕も、徐々にゲーム制作へリソースをシフトし始めます。

僕はフィールド型のファーミング + シティ系のゲームを作っていました。今 facebook で出てる HTML5 ベースのフィールド型ゲームと比べても、遜色ないどころか、良くできた物で、自慢できるレベルだったと思います。数ヶ月の後、ゲームも完成が近づいてきたころ、ngmoco の買収の件を知らされました。これは MiniNation プラットフォームの消滅と、このゲームが日の目を見ないだろうことを予想させました。そしてその予想は的中します。

一般的に思い入れのあるものを失うのは悲しいことです。しかし同時に次のステージへの幕開けでもあります。

そういう経緯の中で、MiniNation もチームごとに役割が変更され、僕たちのいた内製ゲームチームは、ngmoco 製のゲームエンジンを使って、新しいプラットフォームで動くゲームを作るチームに生まれ変わりました。

(つづく)

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